みるよむ

アガサ・クリスティー

忘られぬ死-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1944年発表のノンシリーズですが、「茶色の服の男」「開いたトランプ」「ナイルに死す」に出てきたレイス大佐が登場します。 一年前に亡くなったローズマリー。自殺と処理されていたが、夫のジョージのもとに、彼女の死は他殺であるとい...
アガサ・クリスティー

茶色の服の男-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1924年発表のノンシリーズです。1923年のポアロ物第二作「ゴルフ場殺人事件」の次の作品で、全体では四作目に発表された作品です。 地下鉄である男が転落死する。そこに駆けつけた茶色の服を着た医者だが、彼は立ち去るときに一枚の...
ディクスン・カー

ユダの窓-カーター・ディクスン 感想

概要とあらすじ ディクスン・カーがカーター・ディクスン名義で発表した、1938年の作品。 結婚の許しを得ようと恋人メアリーの父親であるエイヴォリー・ヒュームを訪れたジェイムズ・アンズウェル。しかし出されたウィスキーソーダをくちにしたところ、...
カトリーヌ・アルレー

わらの女-カトリーヌ・アルレー 感想

概要とあらすじ 「悪女書きのアルレー」と称される、カトリーヌ・アルレーの第二作。1956年の作品です。 戦争で家族も、友達も、財産も失ったヒルデガルデ。翻訳をして日々過ごしていたが、富へのあこがれは忘れていなかった。そんな折、億万長者の結婚...
コナン・ドイル

シャーロック・ホームズの冒険 感想

1892年に発表の短編集です。 長編の「緋色の研究」「四つの署名」に続く形で発表されました。「ボヘミアの醜聞」「赤毛組合」「まだらの紐」など、聞いたことがあるタイトルの作品がたくさんありました。ですが、私的お気に入りは「緑柱石の宝冠」、つい...
アガサ・クリスティー

親指のうずき-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1968年のトミー&タペンス長編4作中3作目です。 サニー・リッジと呼ばれる老人ホームに行ったトミーとタペンス。そこでタペンスはランカスター夫人という入寮者から「あれはあなたのお子さんでしたの?」という謎の言葉をかけられる。...
アガサ・クリスティー

NかMか-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1941年のトミー&タペンス長編4作中2作目です。 ナチスの重要なスパイが、イギリスにいるらしい。男の「N」と女の「M」。その正体をさぐるため、彼らがいるのではないかと考えられる「無憂荘」に向かうよう依頼されるトミー。一方危...
アガサ・クリスティー

ミス・マープル作品の読む順番・おすすめ作品

ミス・マープル物は長編12作と「火曜クラブ」という短編集があります。(その他いろいろな短編集に散らばって数作品ありますが…)その読む順番やおすすめの作品を紹介します。 マープルもの全作品制覇の際の読む順番 まず読み方の順番ですが、発行順に読...
アガサ・クリスティー

ポワロ登場-アガサ・クリスティー 感想

1924年の短編集です。 ポアロとヘイスティングズのコンビが、いろいろな事件にかかわるという展開です。ポアロとヘイスティングズが仲良く、時には喧嘩しながらやっているのが微笑ましいです。 私的ベストは「狩人荘の怪事件」、次点は「グランド・メト...
アガサ・クリスティー

スリーピング・マーダー-アガサ・クリスティー 感想

概要 1976年のミス・マープル長編12作中12作目です。ですが、執筆自体は1943年です。この作品はクリスティーが働けなくなった時に備えて夫に残した作品で、クリスティーの死後発表されました。執筆時期としては、マープルもの第三作「動く指」の...
アガサ・クリスティー

秘密機関-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1922年のトミー&タペンス長編4作中1作目です。 ロンドンで偶然出会った、トミーとタペンス。二人はともにお金がなかったので、「青年冒険家商会」を作ってお金儲けを始めようと思った矢先に、さっそくエドワード・ウィッティントンな...
アガサ・クリスティー

復讐の女神-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1971年のミス・マープル長編12作中11作目です。 かつてともに犯罪を解決したラフィール氏。彼の訃報を、マープルは新聞で知った。しばらくの後、ラフィール氏の弁護士より、彼の遺言の内容をマープルは伝えられる。彼の頼みを聞いて...