みるよむ

アガサ・クリスティー

ハロウィーン・パーティ-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1969年のポアロ長編33作中31作目。ハロウィーン・パーティが終わった時ジョイスという子供が、水の入ったバケツに首を突っ込まれて殺されていた。ジョイスはパーティの準備中に「あたし、前に人殺しをみたことがあるのよ」と、周りに言...
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第三の女-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1966年のポアロ長編33作中30作目。実業界の大物アンドリュウ・レスタリックの娘、ノーマがポアロのもとを訪れる。彼女は殺人を犯したような記憶があり、それについて相談しようとした。しかし思い直して相談せずに、ポアロの事務所を後...
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ヒッコリー・ロードの殺人-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1955年のポアロ長編33作中26作目。ヒッコリー・ロードにある学生寮で、盗難が次々と起こる。しかしそれらは、片方の夜会靴、安物の腕輪、口紅、聴診器、電球、チョコレート、硼酸の粉末、料理の本などよくわからないものばかり。ポアロ...
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葬儀を終えて-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1953年のポアロ長編33作中25作目。リチャード・アバネシーが亡くなり、その葬儀の後、遺言の内容が公開された。その席でリチャードの妹のコーラが「リチャードは殺されたんでしょう?」と無邪気に言い放つ。果たしてリチャードは本当に...
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【感想】「死との約束」-究極の毒親、ボイントン夫人。彼女を殺してしまわなきゃ…

概要1938年のポアロ長編33作中16作目。「死との約束」が出版されたとき、クリスティーは「『なぜ私は小憎らしい、大げさな、うんざりさせられる小男(ポアロ)を創造したのだろう』と感じることがある」とインタビューに答えています。そして戯曲化す...
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【感想】「愛国殺人」-国を愛するが故の殺人? 歯科医をめぐる謎にポアロが挑む

概要1940年のポアロ長編33作中19作目。原題は「One, Two, Buckle My Shoe」で、マザーグースから取られています。アメリカで出版される際には「The Patriotic Murders / 愛国殺人」というタイトルに...
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【感想】「オリエント急行の殺人」-犯人は車両に居合わた人たちの中に⁉

概要1934年のポアロ長編33作中8作目。アガサ・クリスティーにとって、「オリエント急行」はあこがれの列車だったようです。最初にクリスティーが実在のオリエント急行に乗ったのは、アーチボルトとの離婚が成立し一人きりになって神経を休めたかった時...
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蒼ざめた馬-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1961年のノンシリーズです。ポアロやマーブルは出てきません。ですが、オリヴァ夫人は出てきます。ゴーマン神父は、ミセス・デーヴィスから死の間際に懺悔を受ける。そこで耳にした人名をメモして、家に帰る途中で、誰かに撲殺される。メモ...
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【感想】「ナイルに死す」-クリスティの作品中最大のボリュームを誇る傑作!

概要1937年のポアロ長編33作中15作目。アガサ・クリスティーは、この作品の着想を、1933年に夫とともに乗船した蒸気船「スーダン号」のクルーズ旅行から得たと言われています。「まえがき」にて、「自分の外国旅行もののなかで最良の作品のひとつ...
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【感想】「メソポタミヤの殺人」-遺跡調査隊宿舎での密室殺人にポアロが挑む!

概要1936年のポアロ長編33作中12作目。アーチボルトとの離婚後、傷心の旅に出たアガサ・クリスティーは、イラク南部の荒涼とした砂漠、ウルの遺跡を訪れます。そこで出会った人たち、とりわけ発掘隊長の妻であるキャサリン・ウーリーに刺激を受け、彼...
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【感想】「もの言えぬ証人」-ボブのかわいさが光る。愛犬ピーターに捧げる作品!

概要1937年のポアロ長編33作中14作目。離婚後、傷心のクリスティーを癒した愛犬ピーターに捧げた作品です。ピーターは今作のボブのモデルで、ボールを階段の上から落とす遊びをするところも、ボブに引き継がれています。短編集「黄色いアイリス」の「...
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無実はさいなむ-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1958年のノンシリーズものです。資産家レイチェル・アージルが殺されて、養子のジャッコが犯人として捕らえられた事件。ジャッコは獄中で亡くなってしまう。ところが、そのジャッコのアリバイを証明する人物が現れて…という話。見どころ冒...