アガサ・クリスティー

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教会で死んだ男-アガサ・クリスティー 感想

日本独自編集の短編集です。ポアロもの11篇、マープルもの1篇、怪奇もの1篇の計13篇。ポアロのものは、ヘイスティングズとのやり取りが面白かったですね。私的には「コーンウォールの毒殺事件」「二重の罪」が面白かったです。特に「二重の罪」はコミカ...
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運命の裏木戸-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1973年のトミー&タペンス長編4作中4作目で、クリスティが最後に執筆した作品です。引っ越し先に残されていた本に暗号が隠されていた。それを解読するとなんと「メアリ・ジョーダンの死は自然死ではない」と書かれてあった。メアリ・-ジ...
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愛の探偵たち-アガサ・クリスティー 感想

「愛の探偵たち」は、1980年に早川書房より刊行されたアガサ・クリスティの推理小説の中短編集で、表題作の英題はThe Love Detectivesです。底本は1950年に刊行された短編集「Three Blind Mice and Othe...
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死が最後にやってくる-アガサ・クリスティー 感想

概要1945年のノンシリーズ。紀元前二千年のエジプトを舞台にしたミステリーです。この作品はエジプト中王朝時代の書かれた実在の手紙(Heqanakhte が自分の妾に対する家族の扱いに不満を述べている)をきっかけにして書かれました。あらすじ夫...
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死への旅-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1955年のノンシリーズです。科学者ベタートンが行方不明になり、その妻オリーヴは飛行機事故にあってしまう。一方夫と別れ、子を亡くしたヒラリー・クレイヴンは自暴自棄になっていた。彼女はオリーヴに成りすましてベタートンの行方を探る...
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死人の鏡-アガサ・クリスティー 感想

1937年の短編集です。ポアロものが4編あります。「厩舎街の殺人」と「死人の鏡」がともに自殺を扱っていて、その結論が違っているのが興味深いです。それぞれの作品に見どころはありましたが、一番面白かったのは「砂に書かれた三角形」ですかね。厩舎街...
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複数の時計-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1963年のポアロ長編33作中29作目。タイピストのシェイラ・ウェッブは依頼人のミリセント・ペブマーシュのもとに向かった。指示されたように居間で待っていたのだが、柱時計が三時を告げたとき、ふと周りを見ると男が胸を刺されて死んで...
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ゼロ時間へ-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1944年のノンシリーズですが、「チムニーズ館の秘密」「七つの時計」「ひらいたトランプ」「殺人は容易だ」に出てきた、バトル警視がメインの探偵として登場します。ポアロ自身の登場はありませんが、その名前は数か所で言及されます。万能...
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謎のクィン氏-アガサ・クリスティー 感想

概要1930年に出版された短編集で、神秘的な探偵ハーリ・クィンと人生の観察者サタースウェイト氏が登場する12の物語からなります。クィン氏の登場する作品は他に、短編集「愛の探偵たち」の「愛の探偵たち」と、「マン島の黄金」の「クィン氏のティー・...
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鳩のなかの猫-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1959年のポアロ長編33作中28作目。ラマット国のアリー・ユースフ殿下が持つ七十五万ポンドにもなる宝石が、革命の混乱の中で消失してしまった。一方イギリスの名門メドウバンク校には、アリーの従妹のシャイスタや、アリーの友人ボッブ...
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春にして君を離れ-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1944年のメアリ・ウェストマコット名義6作中3作目。娘の病気を見舞った帰り、テル・アブ・ハミドで足止めを食らったジョーン・スカダモア。何もない砂漠の地で、彼女はこれまでの幸せだった人生を振り返る。信じていたその「幸せ」が、本...
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クリスマス・プディングの冒険-アガサ・クリスティー 感想

1960年の短編集。ポアロ物が5編とマープル物が1編の計6編です。ポアロもの長編「鳩のなかの猫」とノンシリーズ「蒼ざめた馬」の間に発表されたものです。「はじめに」の章にある、クリスティーの子供時代がとても可愛らしいです。素晴らしいクリスティ...