アガサ・クリスティー

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クリスマス・プディングの冒険-アガサ・クリスティー 感想

1960年の短編集。ポアロ物が5編とマープル物が1編の計6編です。ポアロもの長編「鳩のなかの猫」とノンシリーズ「蒼ざめた馬」の間に発表されたものです。「はじめに」の章にある、クリスティーの子供時代がとても可愛らしいです。素晴らしいクリスティ...
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忘られぬ死-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1944年発表のノンシリーズですが、「茶色の服の男」「開いたトランプ」「ナイルに死す」に出てきたレイス大佐が登場します。一年前に亡くなったローズマリー。自殺と処理されていたが、夫のジョージのもとに、彼女の死は他殺であるという手...
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茶色の服の男-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1924年発表のノンシリーズです。1923年のポアロ物第二作「ゴルフ場殺人事件」の次の作品で、全体では四作目に発表された作品です。地下鉄である男が転落死する。そこに駆けつけた茶色の服を着た医者だが、彼は立ち去るときに一枚の紙を...
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親指のうずき-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1968年のトミー&タペンス長編4作中3作目です。サニー・リッジと呼ばれる老人ホームに行ったトミーとタペンス。そこでタペンスはランカスター夫人という入寮者から「あれはあなたのお子さんでしたの?」という謎の言葉をかけられる。再び...
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NかMか-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1941年のトミー&タペンス長編4作中2作目です。ナチスの重要なスパイが、イギリスにいるらしい。男の「N」と女の「M」。その正体をさぐるため、彼らがいるのではないかと考えられる「無憂荘」に向かうよう依頼されるトミー。一方危険な...
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アガサ・クリスティーのミス・マープル作品、読む順番・おすすめ作品

ミス・マープル物は長編12作と「火曜クラブ」という短編集があります。(その他いろいろな短編集に散らばって数作品ありますが…)その読む順番やおすすめの作品を紹介します。ミス・マープルもの長編作品の読む順番まず読み方の順番ですが、発行順に読むの...
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ポワロ登場-アガサ・クリスティー 感想

1924年の短編集です。ポアロとヘイスティングズのコンビが、いろいろな事件にかかわるという展開です。ポアロとヘイスティングズが仲良く、時には喧嘩しながらやっているのが微笑ましいです。私的ベストは「狩人荘の怪事件」、次点は「グランド・メトロポ...
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スリーピング・マーダー-アガサ・クリスティー 感想

概要1976年のミス・マープル長編12作中12作目です。ですが、執筆自体は1943年です。この作品はクリスティーが働けなくなった時に備えて夫に残した作品で、クリスティーの死後発表されました。執筆時期としては、マープルもの第三作「動く指」の後...
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秘密機関-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1922年のトミー&タペンス長編4作中1作目です。ロンドンで偶然出会った、トミーとタペンス。二人はともにお金がなかったので、「青年冒険家商会」を作ってお金儲けを始めようと思った矢先に、さっそくエドワード・ウィッティントンなる人...
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復讐の女神-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1971年のミス・マープル長編12作中11作目です。かつてともに犯罪を解決したラフィール氏。彼の訃報を、マープルは新聞で知った。しばらくの後、ラフィール氏の弁護士より、彼の遺言の内容をマープルは伝えられる。彼の頼みを聞いてくれ...
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バートラム・ホテルにて-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1965年のミス・マープル長編12作中10作目です。マープルが気晴らしのためにやってきた、バートラム・ホテル。古き良き英国の面影を残すホテルで、くつろぐマープルだったが、そこに泊まっているエルヴァイラ・ブレイクという若い娘が、...
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ポケットにライ麦を-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1953年のミス・マープル長編12作中6作目です。投資信託会社の社長レックス・フォテスキューは、毒を飲まされて死んでしまった。どうやら朝の食事に毒を入れられたようだが、誰がそんなことをしたのだろうか? そしてレックスのポケット...