アガサ・クリスティー

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【感想】「アクロイド殺し」-フェアかアンフェアか? 賛否両論の問題作!

概要1926年のポアロ長編、33作中3作目。ボドリー・ヘッド社からウィリアム・コリンズ社へと契約が変わってからの最初の作品です。その年の12月にクリスティーは、あの「失踪事件」を起こします。それもあって、この作品は大きな話題となりました。個...
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パディントン発4時50分-アガサ・クリスティー 感想

概要1957年作のミス・マープル長編12作中の7作目です。並走する電車の車窓に殺人の瞬間を見たという、マクギリカディ夫人の話をだれも真剣に取り合わない。それを聞いたミス・マープルが、調査に乗り出す…という話。人物相関図「パディントン発4時5...
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ねじれた家-アガサ・クリスティー 感想

大富豪のアリスタイド・レオニデスが毒殺された。被害者の妻が疑われているが…という話。被害者の孫の婚約者であるチャールズが、一応探偵役として乗り込みます。しかし「この家でぼくはなにをしているんだってだれかがたずねたら、ぼく、どう返事をすればい...
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殺人は容易だ-アガサ・クリスティー 感想

1939年の作品。元警察官のルークは老婦人から、彼女の村で連続殺人事件が起こっていると聞かされる。どうせ空想話だろうと聞き流していたが、その後その老婦人は車に引き殺されていた。彼女の話は真実だったのだろうか…という話。すでに起きている殺人事...
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なぜエヴァンズに頼まなかったのか?-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1934年の作品。「なぜエヴァンズに頼まなかったのか?」という謎の言葉を残して亡くなった男の最期をみとったボビイと、彼の幼友達であるフランキーが、謎を探るという物語。みどころとてもコミカルな展開です。ボビイもフランキーも魅力的...
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シタフォードの秘密-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1931年のノンシリーズです。シタフォード村の山荘で降霊会を行ったところ、ふもとの村の大佐の殺害が予言された。駆けつけると確かに大佐は撲殺されていた…という話。登場人物についてエミリーとエンダビーの関係性が面白い。またジェイム...
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カリブ海の秘密-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1964年のミス・マープル長編12作中9作目です。マープルは療養のために、ゴールデン・パーム・ホテルに滞在する。そこで出会ったパルグレイヴ少佐。彼はマープルと意味深な会話をした翌日に殺されてしまい…みどころクリスティーの作品と...
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魔術の殺人-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1952年のミス・マープル長編12作中5作目です。旧友のキャリイのもとを訪れたミス・マープル。そんな折、キャリイの夫が妄想癖の少年に襲われるが、なんとか事なきを得た。しかしその事件の裏に、別室で殺人事件が起こっていた…という話...
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動く指-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1943年のミス・マープル長編12作中3作目です。クリスティー自身がお気に入りと言っている作品です。村の住民たちにあてて、中傷に満ちた匿名の手紙が届けられる。そんな中、名士の夫人が毒をあおって自殺する。いったい何が起こっている...
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書斎の死体-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1942年のミス・マープル長編12作中2作目です。ある朝、バンドリー夫人が起きると、何やら騒がしい。なんと、バンドリー氏の書斎に見知らぬ女性の死体が転がっている。彼女はいったい誰なのか? そしてなぜそんなところで死んでいるのか...
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牧師館の殺人-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1930年のミス・マープル長編12作中1作目です。セント・メアリ・ミードの牧師館で、村の判事が射殺されます。犯人と思われる青年が自首したので、万事解決かと思われたが…という話です。犯人についていかにも怪しい人物こそ怪しくなく、...
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死者のあやまち-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1956年のポアロ長編33作中27作目。田舎屋敷の園遊会で犯人捜しのゲームをしていたら、死体役の少女が本当に殺されていた。さらに屋敷の女主人も失踪して…という話。登場人物について登場人物はそれなりに描写されていますが、それぞれ...