アガサ・クリスティー

暗い抱擁-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1947年のメアリ・ウェストマコット名義6作中4作目。 元教師のヒュー・ノリーズのもとに、ジョン・ゲイブリエルの使いがやってきた。ゲイブルエルは死にかけており、ヒューに会いたがっているという。しかもその使いが言うには、多くの...
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娘は娘-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1952年のメアリ・ウェストマコット名義6作中5作目。 若くして夫を亡くしたアン・プレンティスは、一人娘のセアラと仲良く暮らしていた。ある時セアラは三週間の旅行に出かけた。娘がいない間に出会った東洋帰りの実業家、リチャード・...
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トミー&タペンス作品の読む順番、おすすめ作品

トミー&タペンス作品の読む順番や、おすすめ作品などを紹介します。 トミー&タペンス作品の読む順番 トミー&タペンス作品は長編4作と短編が1作品です。トミーとタペンスは作品ごとに年を重ねていきますので、発表順に読んでいくのがおすすめです。発表...
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ブラック・コーヒー-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1930年発表のポアロもの戯曲です。 科学者のクロード・エイモリーはある発明をしたのだが、その設計図が金庫からなくなってしまった。犯人は屋敷内にいる誰かだ。部屋の明かりを消して、その間に設計図を返すようクロードは言うのだが、...
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おしどり探偵-アガサ・クリスティー 感想

1929年のトミーとタペンスものの短編集です。 トミーとタペンスのやり取りや、活躍をめでるファンブック的な内容ですね。中には馬鹿馬鹿しい話もありますが、逆にトミーとタペンスものとしてはちょうどいいとすら感じます。長編ではタペンスの活躍が目立...
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ポアロ物長編の読む順番・おすすめ作品

アガサクリスティーが生み出した名探偵、エルキュール・ポアロ。ポアロが登場する長編は33作品あります。その読む順番やおすすめ作品を紹介します。 基本的には発表順に読む 「ポアロ物長編には特につながりはないので、どれから読んでもいい」と言われる...
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検察側の証人-アガサ・クリスティー 感想

概要 1954年出版の戯曲です。演劇の初演は1953年。また「情婦」という名前で1958年に映画化されています。原形は1933年の短編集「死の猟犬」にある、同名の「検察側の証人」です。 短編と戯曲で結末が違っています。クリスティは戯曲の結末...
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リスタデール卿の謎-アガサ・クリスティー 感想

1934年にイギリスで刊行されたもので、12作の短編が収録されています。ポアロやマープルといった特定のキャラの作品ではなく、いわゆるノンシリーズの作品です。 明るく読後感が良い話が多かった印象です。特に「エドワード・ロビンソンは男なのだ」と...
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カーテン-アガサ・クリスティー 感想

概要 1975発表のポアロ長編33作中33作目。ポアロシリーズの最後の作品です。しかし「カーテン」が実際に書かれたのは、第二次世界大戦中の1943年だったそうです。ポアロものとして書かれた作品では、「象は忘れない」の方が最後に執筆された作品...
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教会で死んだ男-アガサ・クリスティー 感想

日本独自編集の短編集です。ポアロもの11篇、マープルもの1篇、怪奇もの1篇の計13篇。 ポアロのものは、ヘイスティングズとのやり取りが面白かったですね。私的には「コーンウォールの毒殺事件」「二重の罪」が面白かったです。特に「二重の罪」はコミ...
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運命の裏木戸-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ 1973年のトミー&タペンス長編4作中4作目で、クリスティが最後に執筆した作品です。 引っ越し先に残されていた本に暗号が隠されていた。それを解読するとなんと「メアリ・ジョーダンの死は自然死ではない」と書かれてあった。メアリ・...
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愛の探偵たち-アガサ・クリスティー 感想

「愛の探偵たち」は、1980年に早川書房より刊行されたアガサ・クリスティの推理小説の中短編集で、表題作の英題はThe Love Detectivesです。 底本は1950年に刊行された短編集「Three Blind Mice and Oth...