戯曲

アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティー、戯曲おすすめ作品

アガサ・クリスティー小説の特徴として、「会話が素晴らしい」がよくあげられます。若かりしクリスティーが、その習作を隣人の作家イーデン・フィルポッツに見てもらったとき、「あなたが書いたものの中には非常に優れた部分があります。会話にとても良い感覚...
アガサ・クリスティー

アクナーテン-アガサ・クリスティー 感想

概要1937年に書かれた三幕の戯曲です。しかし上映されることはなく、せめて印刷された形で見たいというクリスティーの願いにこたえる形で、コリンズ社から1972年に出版されました。ミステリー要素はなく、古代エジプトの政治劇といった内容です。あら...
アガサ・クリスティー

蜘蛛の巣-アガサ・クリスティー 感想

概要演劇の初演は1954年の戯曲です。悲しい役柄ばかりでうんざりしていた女優マーガレット・ロックウッドのために、軽いタッチのコメディをということで書かれました。ロングランを記録し、ウェスト・エンドにて「ねずみとり」「検察側の証人」と同時に三...
アガサ・クリスティー

海浜の午後-アガサ・クリスティー 感想

一幕物の戯曲が3編収録された、戯曲の短編集。一番面白かったのは「患者」です。まぁ、どの作品もそれなりに不満はあるけれど、それなりに面白い感じです。短編集なので、構えずに軽い気持ちで読むのがよさそうですかね。海浜の午後リトル=スリッピングの浜...
アガサ・クリスティー

ねずみとり-アガサ・クリスティー 感想

概要1954年出版の戯曲です。演劇の初演は1952年。もともとラジオドラマとして1947に執筆した「三匹の盲目ねずみ」を1950年に短編小説化したものを、さらに戯曲化したものです。同名の戯曲がすでにあったため、タイトルが「The Mouse...
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招かれざる客-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1958年発表の戯曲です。車の事故により助けを求めてウォリック家を訪れたマイクル・スタークウェッダー。しかし彼が見たものは頭を撃たれて亡くなっているリチャード・ウォリックの姿だった。そしてそのそばには銃を手にして立ちすくむ妻の...
アガサ・クリスティー

ブラック・コーヒー-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1930年発表のポアロもの戯曲です。科学者のクロード・エイモリーはある発明をしたのだが、その設計図が金庫からなくなってしまった。犯人は屋敷内にいる誰かだ。部屋の明かりを消して、その間に設計図を返すようクロードは言うのだが、再び...
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検察側の証人-アガサ・クリスティー 感想

概要1954年出版の戯曲です。演劇の初演は1953年。また「情婦」という名前で1958年に映画化されています。原形は1933年の短編集「死の猟犬」にある、同名の「検察側の証人」です。短編と戯曲で結末が違っています。クリスティは戯曲の結末に自...