ポアロ

アガサ・クリスティー

アガサ・クリスティーのポアロ作品、読む順番・おすすめ作品

アガサクリスティーが生み出した名探偵、エルキュール・ポアロ。ポアロが登場する長編は33作品あります。また、ポアロ単独の短編集が3冊と、あとは5冊の短編集に散らばって数作品あります。その読む順番やおすすめ作品を紹介します。アガサ・クリスティー...
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カーテン-アガサ・クリスティー 感想

概要1975発表のポアロ長編33作中33作目。ポアロシリーズの最後の作品です。しかし「カーテン」が実際に書かれたのは、第二次世界大戦中の1943年だったそうです。ポアロものとして書かれた作品では、「象は忘れない」の方が最後に執筆された作品に...
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死人の鏡-アガサ・クリスティー 感想

1937年の短編集です。ポアロものが4編あります。「厩舎街の殺人」と「死人の鏡」がともに自殺を扱っていて、その結論が違っているのが興味深いです。それぞれの作品に見どころはありましたが、一番面白かったのは「砂に書かれた三角形」ですかね。厩舎街...
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複数の時計-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1963年のポアロ長編33作中29作目。タイピストのシェイラ・ウェッブは依頼人のミリセント・ペブマーシュのもとに向かった。指示されたように居間で待っていたのだが、柱時計が三時を告げたとき、ふと周りを見ると男が胸を刺されて死んで...
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鳩のなかの猫-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1959年のポアロ長編33作中28作目。ラマット国のアリー・ユースフ殿下が持つ七十五万ポンドにもなる宝石が、革命の混乱の中で消失してしまった。一方イギリスの名門メドウバンク校には、アリーの従妹のシャイスタや、アリーの友人ボッブ...
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ポワロ登場-アガサ・クリスティー 感想

1924年の短編集です。ポアロとヘイスティングズのコンビが、いろいろな事件にかかわるという展開です。ポアロとヘイスティングズが仲良く、時には喧嘩しながらやっているのが微笑ましいです。私的ベストは「狩人荘の怪事件」、次点は「グランド・メトロポ...
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象は忘れない-アガサ・クリスティー 感想

概要1972年のポアロ長編33作中32作目。発表としては「カーテン」の前になります。ですが、「カーテン」が実際に書かれたのは、第二次世界大戦中の1943年だったそうで、ポアロものとして書かれた作品では、最後に執筆された作品になります。あらす...
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ハロウィーン・パーティ-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1969年のポアロ長編33作中31作目。ハロウィーン・パーティが終わった時ジョイスという子供が、水の入ったバケツに首を突っ込まれて殺されていた。ジョイスはパーティの準備中に「あたし、前に人殺しをみたことがあるのよ」と、周りに言...
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第三の女-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1966年のポアロ長編33作中30作目。実業界の大物アンドリュウ・レスタリックの娘、ノーマがポアロのもとを訪れる。彼女は殺人を犯したような記憶があり、それについて相談しようとした。しかし思い直して相談せずに、ポアロの事務所を後...
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ヒッコリー・ロードの殺人-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1955年のポアロ長編33作中26作目。ヒッコリー・ロードにある学生寮で、盗難が次々と起こる。しかしそれらは、片方の夜会靴、安物の腕輪、口紅、聴診器、電球、チョコレート、硼酸の粉末、料理の本などよくわからないものばかり。ポアロ...
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葬儀を終えて-アガサ・クリスティー 感想

概要とあらすじ1953年のポアロ長編33作中25作目。リチャード・アバネシーが亡くなり、その葬儀の後、遺言の内容が公開された。その席でリチャードの妹のコーラが「リチャードは殺されたんでしょう?」と無邪気に言い放つ。果たしてリチャードは本当に...
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【感想】「死との約束」-究極の毒親、ボイントン夫人。彼女を殺してしまわなきゃ…

概要1938年のポアロ長編33作中16作目。「死との約束」が出版されたとき、クリスティーは「『なぜ私は小憎らしい、大げさな、うんざりさせられる小男(ポアロ)を創造したのだろう』と感じることがある」とインタビューに答えています。そして戯曲化す...