概要とあらすじ
1923年のポアロ長編33作中2作目。
富豪ルノールから助けを求める手紙を受け取ったポアロ。駆けつけたポアロが見たものは、ゴルフ場で刺殺されたルノールの死体だった…
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見どころ
有名な作品ではないので、それほど期待せずに読み始めましたが、なかなかの良作です。
ライバル探偵としてジロー刑事が出てきます。まぁ、完全に噛ませ犬ですが。ポアロとジローのやり取りが面白い。
ポアロとヘイスティングズのやり取りも、なかなかです。ヘイスティングズがポアロではなく、ジロー刑事の方に流れそうになる場面もいいですね。
いつものようにわけのわからないことに注目しているポアロですが、それが後になって大事なことだとわかります。理解が追い付かないヘイスティングズを、導こうとするポアロの優しさもいいです。
感想
展開はまさに「The 推理小説」という感じ。あれやこれやを嗅ぎまわって、あーでもない、こーでもないと捜査します。ジロー刑事とポアロとの対比があって、割と退屈せずに読み進めることができました。
結果がわかって、後はその後始末かな、と思わせておいて、もうひとひねりしてきますので、結構驚かされました。真犯人がわかったときは、ぞっとしました。
ポアロ VS ヘイスティングズ、みたいな場面も意外性があってよかったです。
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